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by 鉄工房のやまだ
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滋賀県の中古車情報誌 ゲットビークルにコラム掲載してもらってます。


滋賀県の中古車無料情報誌 GET VEHICLE (ゲット ビークル)に、2013年の春から 切り絵作家の早川鉄平さんとのコラボ企画「テツカミ」というコラム掲載をさせてもらってます。
c0213035_15373632.jpg鉄×紙のアーティストによる作品紹介の連載「テツカミ」は、鉄と紙の作家がひと月交替で作品紹介などをしていくという連載です。私、やまだ・・・なんと来月で9回目の掲載になります。という事は…連載始まってもう18回目なんですね!!驚きました。読み返してみるといろいろ面白い・・・というか頑張って文章書いたなと懐かしく感じてます。

このテツカミのことを知らない方が多いことを知人より教えてもらいまして、「もったいない」という訳でブログにて紹介してみたいと思います。

今回は第一回目のテツカミ原稿です。実際に掲載された文字数には制限があるので編集されていますが、ブログのはそのままの長い文章だったりしますが、原稿を読まれる方はお入りください。




鉄×紙 ①c0213035_15392879.jpg



先日…「この人は、鉄を粘土くらいに思ってるんやで」そんな紹介をされました。
あくまでその方から見たイメージの話ですが、鉄作家という肩書をもつ私にとってそれは最高の褒め言葉であり、私のつくる作品世界が見た人に衝撃的な感覚をあたえることへの再認識をするエピソードとなりました。

鉄は硬くて冷たい。そんなイメージをお持ちの方が多いと思います。でも本当は柔かで温かい表情をもっているのが鉄なんです。「嘘だ」と思われた皆さんはきっとそれに気付いていないか、まだ出会っていない。触れていないだけなんだと思います。
「これ鉄なんですか?」おもわずそんな質問をしてしまうような鉄の作品に触れてみてください。今まで鉄に対して描いていたイメージがきっと大きく変わってしまうと思います。
あっ…申し遅れました。私の名前は山田大介。ご縁あって昨年秋に岐阜県の関市から滋賀県は長浜市へ移り住んでまいりました鉄作家です。湖北長浜市に鉄工房樂を構え、鉄をつかった作品づくりを営みとしております。
「イメージをカタチに!」をコンセプトに、あかく熱した鉄を鍛錬する鍛冶作業から、鉄の造形美を楽しむオブジェなどのアート作品、その他手摺や看板など鉄を主とした作品づくりを幅ひろく手掛けています。
現在手元にある作品は大小あわせて12個。そのほとんどが花を主役としています。グロス&エロスの世界観が両立して表現されている独特な作品も数点あるため見る方によって感じとり方は様々なようです。
今回はその中から「恋」という作品を紹介させていただきます。
2008年 第93回二科展 彫刻部入選作品「恋」
主役は一輪のバラです。バラをモチーフにした作品に仕上げるため「愛」「告白」「恋焦れる」「情熱」などバラの花から連想できる言葉からイメージを膨らませ…告白をしたいのに行動に移せない片思いの男の姿。「恋に悩めるひとりの男」の姿に辿り着きました。想い(内面)を表現するため姿は骨で構成され、しゃがみ込ませバラを覗かせているようなポーズは哀愁をも感じさせる物語を想像させてくれます。彫刻という分野の知識を持たず、解らぬまま作りあげた骨だけの姿は、余分なものを削ぎ落とした存在感のある作品として評価していただきました。
これが「恋」という作品です。
叩く、曲げる、絞る、溶接して組み合わせる。鉄を扱う基本的な作業にスパイスを少々加え作品は完成します。特別な加工は何ひとつありません。どなたでもその気になれば簡単に作品が作れるものだと思います。
それが鉄です。
興味を持たれたらいちど扉を叩いてみてください。きっと楽しい世界が待っていますよ。
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by tetukoubou | 2014-09-27 15:40 | [テツカミ原稿]